睡眠障害の原因・治療法

レム睡眠行動障害には質の良い睡眠が必要!改善のための方法

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レム睡眠行動障害には質の良い睡眠が必要!改善のための方法

レム睡眠行動障害には質の良い睡眠が必要!改善のための方法

悪夢を見ることが多くなったり、一緒に寝ていた人から「夜中に叫びながら歩きまわっていたよ」と言われた場合、もしかしたらレム睡眠行動障害かもしれません。最悪の場合、知らず知らずのうちにガラスを割ったり、道路に飛び出しているかも・・・

今回は、レム睡眠行動障害が起こる原因と、異常行動に対処するための方法をお伝えします。

 

 

レム睡眠行動障害には質の良い睡眠が必要!
改善のための方法

 

レム睡眠行動障害ってどんな症状?


睡眠の種類には、レム睡眠とノンレム睡眠があり、そのふたつが交互に表れます。一晩の睡眠で、このサイクルが4、5回繰り返され、1回のサイクルはおよそ90分ほどです。就寝後すぐにノンレム睡眠が90分ほど続き、その後レム睡眠が表れ、浅い睡眠状態に入ります。

レム睡眠時は、通常からだが弛緩しています。ところが、何らかの原因で筋活動が消失せず、行動が起こってしまうのがレム睡眠行動障害なのです。

 

危険行動がなければ見守る


レム睡眠行動障害の症状はおおむね10分程度でおさまるので、頻繁に起こらなければ様子を見ます。ただし、ガラスを破壊する、道路へ飛び出すなどの危険行動を伴う場合には、安全対策を施す必要があります。

ほぼ決まった時間に行動を起こす場合には、行動を起こす15分~30分前 に、強制的に覚醒させることを繰り返すことで症状が落ち着く場合もあります。なお、行動中は深い睡眠状態にあるので、なるべく目を覚まさないようにベッドまで誘導するようにしましょう。

 

神経内科、睡眠専門外来を利用する


一緒に寝ている人が知覚した異常行動の内容と、本人が記憶している夢や行動の内容が一致すれば、おおむねレム睡眠行動障害に該当するといわれています。正確な診断には、病院で一泊入院して検査を受ける必要があります。脳波や眼球運動、筋電図の測定、睡眠ポリグラフィー検査によって、レム睡眠中の筋肉の動静を確認し、活発な動きがみられる場合には診断が下ります。

治療は、抗てんかん薬の一種の「クロナゼパム」を使った薬物療法により、1週間程度で80%~90%改善します。ただし、服用を中止してしまうと再発の危険があるので、予防的に服薬を続けることが大切です。また、漢方薬の抑肝散でも効果があるようです。

 

 

寝る前の飲酒を避ける


レム睡眠行動障害の異常行動が表れるのはレム睡眠時です。アルコールを摂取して睡眠の質が低下すると、熟睡状態のノンレム睡眠が減り、レム睡眠の割合が高くなってしまいます。レム睡眠の割合が高くなると、それだけ異常行動が発生する確率も高くなってしまうのです。

睡眠の質を良くするためにも、寝る前の飲酒は控えることをおすすめします。

 

 

睡眠リズムを乱さないように注意する


質の高い睡眠を得ることが、レム睡眠行動障害を避けるためのポイントです。睡眠の質は、日頃の体調管理が影響してきます。まずは自分にとって必要な睡眠時間を把握し、睡眠リズムを乱さないように注意することが大切です。平日休日関係なく、夜更かしや朝寝坊をせずに十分な睡眠を確保します。

また、入眠をスムーズにするための工夫も大切です。快眠音楽を聴く、ぬるめのお湯に20分ほどつかる、室温や寝具など睡眠環境を整えるなどして、リラックス状態へと導けるよう心がけましょう。

テレビやスマホなど脳を刺激するものは、入眠妨害になるので、遠ざけるようにしましょう。また、脱水状態も睡眠の質を下げるので、水分補給も大切です。

 

食事の習慣に注意する


飲食物は睡眠の質に大きな影響を与えます。代表的なものがカフェインです。カフェインの覚醒効果は8時間~14時間も持続するので、カフェインが多く含まれるコーヒー、紅茶、緑茶は日中であってもとりすぎは禁物です。

また、脂肪の多い食事は消化吸収しづらく、内臓に負担をかけてしまうため、睡眠の質を低下させます。カプサイシンが含まれる辛い食べ物も、交感神経を興奮させてしまうため、眠りを浅くします。

なお、寝る直前の食事は、消化活動に使われるエネルギーの割合が高まるため、睡眠効率を低下させます。夕食は就寝の3時間前までに済ませておきましょう。

 

有酸素運動を行う


レム睡眠行動障害を遠ざけるためには、脳内の神経伝達物質のひとつ、エンドルフィンの分泌を増やすことがポイントです。エンドルフィンには多幸感をもたらす作用があるので、熟睡状態であるノンレム睡眠の割合を高めてくれます。

エンドルフィンの分泌を促すために有効なのが有酸素運動です。ウオーキングやランニング、水泳やエアロビクスが代表的です。1日30分、毎日続けるのがエンドルフィンを効果的に分泌させるコツです。

 

精神的ケアを心がける


レム睡眠行動障害は、ストレスや極度のプレッシャーにおそわれていたり、不安や緊張が高まっているときにも起こりやすくなります。転居、進学、就職など、環境の変化が起こった場合も同様です。50代以降の男性に多発しやすいので、定年退職が契機になることも多いようです。また、過去に体験した不快な出来事が原因になっている場合もあります。

このようなケースでは、カウンセリングを利用して心理療法をすることにより、症状が改善することができます。なお、認知療法の一種、「イメージリハーサル療法」は、レム睡眠行動障害を解消するのに効果があるとの報告もあります。

 

レム睡眠行動障害の異常行動に対する周囲の姿勢は、見守ることが基本になります。また、症状を緩和するためのポイントは質の良い睡眠を心がけることです。

適切な治療と対処法を行えば必ず完治できるので、専門の医師と周りの人々に協力してもらいながら、上手に付き合っていきましょう^^

 

まとめ

レム睡眠行動障害には質の良い睡眠が必要!改善のための方法
・ レム睡眠行動障害ってどんな症状?
・ 危険行動がなければ見守る
・ 寝る前の飲酒を避ける
・ 睡眠リズムを乱さないように注意する
・ 食事の習慣に注意する
・ 有酸素運動を行う
・ 精神的ケアを心がける


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